江戸中期の1749年、近江商人だった初代・矢尾喜兵衛が秩父大宮郷に入り「升屋利兵衛」を屋号として酒造業を始めてから260年。近江から秩父山中に根を張りゼロから築き上げたその喜兵衛の開拓精神は、今なお『秩父錦』の酒造りにも息づいています。

より美味しい酒を造るために長い歴史の中で研鑽されてきた確かな技術とこだわりは、歴代の杜氏から杜氏へとしっかりと受け継がれてきました。しかし彼らの日本酒作りにかける信念と情熱は、時としてただ伝統を継承するだけではなく、新しい味わいを求める開拓精神にも受け継がれています。

また杜氏や蔵人による酒造りはもちろん、その後の瓶詰めやラベル貼り、梱包に至るまで、一本一本すべて人の手を通じて丁寧な品質管理が行われています。その作業一つ一つに酒造りとはまた違った職人技があり、お店やお客様の手に届くまでに、目に見えない多くの「こだわり」が詰まった一本になっています。

歴史に裏打ちされたこだわりと現代の名工の技術と個性。そうして生まれた新しい味わいの『秩父錦』は、「全国新酒鑑評会」で七年連続金賞を受賞するなど優秀な成績を残しています。伝統を受け継ぎ、今を生きる酒。古くて新しい『秩父錦』を是非実感してください。

「銘醸地に名水あり」という言葉もあるほど、水と酒蔵は切っても切れない関係にあります。なぜなら、水の成分は日本酒の素材そのものになるばかりでなく、蒸米の溶解や発酵、また麹の酵素を導く役割を持っているからです。

『秩父錦』の酒造りで使われる仕込み水は、埼玉県・山梨県・長野県の三県が境を接する甲武信ヶ岳に源を発する荒川水系の良質な天然水。秩父山系の雪解け水が山肌にしみ込み、広葉樹林と石灰岩層に浄化された清冽な伏流水で、天然のミネラルが溶け込んだ滋養のある岩清水を使用しています。

また秩父地方は四方を山々に囲まれた盆地になっており、40度を越える夏と零下まで冷え込む冬の気温差が極めて大きい気候であることから酒造りには最適な環境。

こうした稀有な環境から生まれる自然の恩恵を受けつつ、それを最大限に活かした細やかな技法によって秩父の銘酒『秩父錦』は造られ続けています。

また酒米も酒造りの最も適した品種と言われる兵庫県産の「山田錦」や、秩父の土地の気候とよく馴染む長野県産「美山錦」を厳選して選び、金賞受賞酒となった「秩父錦大吟醸」では精米歩合35%まで磨きあげた緻密な製法で、様々な表情を感じさせる深い味わいを造り出しています。

自然環境に恵まれた”酒所(さけどころ)”である秩父地方では、日本酒に限らず、ワイン、焼酎、ウイスキーなど様々な美味しいお酒が造られ、人気を博しています。しかしここ秩父の地で日本酒といえば、他のお酒とは少し違う意味を持ちます。

よ秩父は、秩父夜祭で有名な「秩父神社」をはじめ、パワースポットとして有名な「三峯神社」、ミシュランの旅行ガイドにも掲載された「宝登山神社」など、多くの神社に囲まれ、また年間を通して数多くの神事が各地で行われることでも有名です。そして、神事に欠かせないものと言えば御神酒。神事が暮らしの中に浸透し、根付いている秩父だからこそ、この土地にとって日本酒は他のお酒とは少し違う意味を持つのです。

秩父の名を冠した『秩父錦』は、秩父の神事に欠かせない清酒として地域に根付き飲まれ続けています。

日本酒に使われる「米」は、食事で使われるご飯のお米とは実は違い、「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」略して酒米(さかまい)と呼ばれる酒造りに適した米を使います。

『秩父錦』では、酒造りに最も適した「酒米の王様」と言われる兵庫県産の「山田錦」や、秩父の土地の気候とよく馴染む長野県産「美山錦」を厳選して選び、金賞受賞酒となった「秩父錦大吟醸」では精米歩合35%まで磨きあげた緻密な製法で、様々な表情を感じさせる深い味わいを造り出しています。

日本酒作りは「米」に含まれるデンプンを「麹菌」によって「糖」に換え、さらにその「糖」は「酵母菌」によってアルコールに換わります。この二段階の発酵がタンク内で同時に進行するため、同じ仕込みをした別のタンクの酒が全く同じ味になるということはなく、そのシビアな違いを的確に見極めるためには、杜氏を始めとした蔵人たちの経験と鋭い感性が必要不可欠です。

「気温」「湿度」「米を手で触った時の感触」「味」「香り」など五感を総動員してた微妙な判断を正しく見極めること。

こうした職人の手によるシビアな感覚を持って、美味しい日本酒『秩父錦』は作られています。

酒造りのエキスパートは杜氏や蔵人だけではありません『秩父錦』の酒蔵では酒造りはもちろん、その後の瓶詰めやラベル貼り、梱包、さらには空き瓶の回収から洗浄のリサイクルに至るまで、一本一本すべて人の手を通じて丁寧な品質管理が行われています。

その作業一つ一つには酒造りとはまた違った職人技があり、お店やお客様の手に届くまでには目に見えない多くの職人たちによる「こだわり」が詰まった一本になっています。

江戸時代から変わらぬ味をつくり続ける。しかし同じ味わいを二度とは出せない酒造りだからこそ、機械任せではなく昔ながらの人の手による変わらぬ仕事が必要です。細かな手作業を惜しまず、全員が一本に全力で向き合う姿勢。これが『秩父錦』の自信へとつながっています。

株式会社矢尾本店
住所:埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432
営業時間:9:00~17:00(酒蔵資料館は9:00~16:30)
休館日:火曜日/年末年始

▼お問い合わせ
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